イメージキャラクターに髭男爵を起用したパッケージ
箱根八里は馬でも越すが越すに越せない隅田川
これは、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津勘吉(両さん)が、見栄や照れがあるので、隅田川を渡ってすぐの浅草の実家は帰るに帰れない近くて遠い場所だというのを表現した言葉です(元は「
箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川」で、大井川の難所ぶりを表した言葉)。両さんうまいこと言うなぁと思って漫画を読んでましたが、実際問題、東京の隅田川近辺に住むようになって、大きな道を行かないと本当に隅田川をなかなか越せない不便な状況に対面し、なおさらうまいこと言うなぁと思った次第です。まぁ、両さんの住む亀有から浅草までは、隅田川より太い荒川も渡らなければいけないんですけどね。いちいち昭和通りに出ないとすぐそばにある北千住に行けなかったことをふと思い出してどうでも良いことを書いてみました。
今回のカップ麺は、
サンヨー食品の「
サッポロ一番 庶民の焼きそば」。庶民→下町→両さんといった感じで前段のことを思い出したわけです(笑)。イメージキャラクターに
髭男爵を起用し、なにやら気合が入っているっぽい商品です。ノーマルな味わいを売りにしているらしいのですが、それにしては思い切った起用ですよねぇ。私はサッポロ一番の焼そばは大好きなので、とても期待が大きい商品です。

ソースは、酸味がほどよく効いた、商品名やパッケージに沿うまさに普通の味で、家のフライパンやホッとプレートで炒めたような、舌に刺さらないやわらかい味です。なんだフツーじゃねーかと思う方もいるかもしれませんが、実はこういうフツーの味の焼そばを作るのって、メーカーは数あれどサンヨー食品かエースコックくらいなんですよね。他社はソースの酸味を強調しすぎていて、どうしても家庭や露店の焼そばとはかけ離れたものになってしまっています(ペヤングは逆にソースの味が弱く、別添のふりかけの味が重要)。確かにフツーの味なんですが、カップ焼そばとしてはフツーの味ではなく、とてもよくできた味だと思います。
麺は、しっかりコシのあるやや太めの油揚げ麺。サンヨー食品は焼そばの麺を作るのもとても上手で、焼そばらしいコシを失わない、本物に近い麺になっています。ソースが液体なので、やや麺で絡みきれない部分はありましたが、それでも忠実に本物に近い食感を作り上げるのはすごいと思います。フツーの焼そばなんだけどよくできています。
具は、豚肉、キャベツ、ふりかけの青海苔と紅ショウガ。具もいたってフツーですが、ちょっと量が少なかったですかね。ただ、少なかったものの、豚肉は、家庭の豚バラ肉の安っぽい味と食感がよく出ていました。こういう豚バラ肉を使うカップ焼そばって、今まであんまりなかったんじゃないですかね?
見事に、一般家庭で作ってそうなフツーな味の焼そばでした。フツーゆえに世間的な評価は得にくいのかもしれませんが、こういう焼そばらしくカップ焼そばらしくない味というのはなかなか食べられるものではなく、サンヨー食品の長年培ってきたカップ焼そばの技術の一つの結晶なのではないかと思います。普通のカップ焼そばのキツイ味がいまいち得意ではなかった私にとって、サンヨー食品の作るカップ焼そばの味はとても貴重です。味はフツーですが、フツー以上に評価されて良い一杯だと思います。
オススメ度(標準は3です)
★★★★★★☆☆☆☆(6)
やわらかい味わいのソースや豚バラ肉の安っぽさなど、徹底的にフツーの家庭の焼そばを再現できている。焼そばとしてはフツーだが、カップ焼そばとしてはフツーではなく、とても食べやすい一杯。私オサーン好みなので★1個上乗せ。
品名:
サッポロ一番 庶民の焼きそば
メーカー:サンヨー食品
発売日:2009年1月19日(月)
カロリー:578kcal
麺種類:油揚げ麺
かやく・スープ:2袋(液体ソース・ふりかけ)
定価:税別190円
取得価格:税込195円(ファミリーマート)
製品URL:なし
サンヨー食品HP:
http://www.sanyofoods.co.jp/
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